タンパク質抽出試薬

電気泳動前のタンパク質抽出処理に最適なReady-to-use試薬です。

2D-PAGE

二次元電気泳動前処理のタンパク質抽出試薬

商品説明

組織や細胞の溶解と総タンパク質の抽出は電気泳動前処理において非常に重要な工程です。本試薬は、総タンパク質を高収率に抽出できるよう調製しています。
組成は、尿素(<9M)、CHAPS(<4%)、DTT(1%)、Tris-HCl(<10mM)です。

特長

  • 電気泳動前のタンパク質抽出処理に最適
  • 組織や細胞から高収量にタンパク質を抽出
  • Ready-to-use で簡便

テクニカルノート

タンパク質抽出試薬[2D-PAGE]を用いた
二次元電気泳動

凍結したマウス肝臓約20mgに本試薬200uLを加え、細胞組織破砕レジンキット(CL-1010)を用いてタンパク質抽出を行いました。タンパク質30ugを二次元電気泳動、SYPRO® Ruby染色に供しました。

マウス肝臓の二次元電気泳動

タンパク質抽出試薬[2D-PAGE]を用いた
タンパク質定量

タンパク質抽出試薬[2D-PAGE]をバッファーとして各濃度のBSA溶液を調製しました。XL-Bradford [SDS-PAGE適応]を用いてBSAの検量線を作成しました。


RIPA

商品説明

本試薬は哺乳類細胞からタンパク質を抽出する最も一般的な試薬です。
接着細胞と浮遊細胞の両方に使用可能で、細胞質タンパク質、膜タンパク質、核タンパク質を抽出することができます。得られたタンパク質溶液はレポーターアッセイやイムノアッセイ、アフィニティー精製等に直接使用できます。タンパク定量はXL-Bradford[界面活性剤適応] (KY-1040)またはBCA法(KY-2010)を用いてください。

特長

  • 最も一般的なタンパク質抽出試薬
  • Ready-to-use
  • 細胞質タンパク質、膜タンパク質、核タンパク質を抽出可能

組織

商品説明

各種組織から総タンパク質を抽出するための試薬です。本試薬は界面活性剤(NP-40)を含んでおり、機械的なホモジナイズを組み合わせる事で高収率でタンパク質を抽出できます。本試薬で抽出したタンパク質は、電気泳動、ウェスタンブロッティング、免疫沈降、ELISAなどに使用できます。
リン酸バッファータイプ、Trisバッファータイプ、HEPESバッファータイプをラインナップしています。後にタンパク質標識などを実施する場合はリン酸基やアミノ基を含まないHEPESタイプが最適です。

特長

  • 各種組織からのタンパク質抽出に最適
  • Ready-to-use
  • 3種類のバッファーでラインナップ

テクニカルノート

タンパク質抽出試薬[組織]を用いたマウス肝臓タンパク質の抽出

凍結したマウス肝臓約10mgにタンパク質抽出試薬[組織]/Trisを200uL加え、タンパク質を抽出しました。遠心分離後、上清および沈殿をSDS-PAGE、CBB染色に供しました。
その結果、タンパク質が抽出されていることが確認できました。

タンパク質抽出試薬[組織]を用いたタンパク質定量

タンパク質抽出試薬[組織]をバッファーとし、各濃度のBSA溶液を調製しました。XL-Bradford [界面活性剤適応]を用いてBSAの検量線を作成しました。


大腸菌

商品説明

大腸菌などのバクテリアから総タンパク質を抽出するための試薬です。面倒な凍結融解や超音波破砕を実施しなくても、高収率でタンパク質を抽出できます。本試薬で抽出したタンパク質は、電気泳動、ウェスタンブロッティング、免疫沈降、ELISAなどに使用できます。
リン酸バッファータイプ、Trisバッファータイプ、HEPESバッファータイプをラインナップしています。後にタンパク質標識などを実施する場合はリン酸基やアミノ基を含まないHEPESタイプが最適です。また、本試薬に含まれる界面活性剤は、透析や脱塩カラムなどで除去する事が可能です。

特長

  • 超音波破砕・凍結融解不要のタンパク質抽出試薬
  • Ready-to-use
  • 3種類のバッファーをラインナップ
  • 多検体処理に最適

テクニカルノート

本試薬と凍結融解法との比較

大腸菌(DH5α)を5mL LB培地で37℃・16時間培養しました。培養液を500uLずつに分け、遠心分離により集菌しました。ペレットに超純水100uLまたはタンパク質抽出試薬[大腸菌]100uLを加えました。超純水を加えたペレットはピペッティング後、凍結融解を2回繰り返しました。タンパク質抽出試薬[大腸菌]を加えたペレットはピペッティング後、室温5分間静置しました。その後、遠心分離により上清と沈殿に分け、上清10uLをSDS-PAGEに供しました。
その結果、凍結融解に比べ高収率でタンパク質を抽出できることが分りました。

XL-Bradford [界面活性剤適応]を用いたタンパク質定量

BSA粉末をタンパク質抽出試薬[大腸菌]で溶解し、0.2、0.4、0.6、0.8、1mg/mLとなるようにスタンダードBSA溶液を調製しました。XL-Bradford [界面活性剤適応]を用いて検量線を作成しました。

仕様と価格

商品コード商品名内容販売価格(税別)
CL-3030タンパク質抽出試薬[2D-PAGE]1キット
[説明書] [SDS]
12,500円
CL-3070
タンパク質抽出試薬[RIPA]、100mL100mL
[説明書] [SDS]
12,500円
CL-3020タンパク質抽出試薬[組織]/リン酸バッファー100mL
[説明書] [SDS]
12,500円
CL-3021タンパク質抽出試薬[組織]/Tris100mL
[説明書] [SDS]
12,500円
CL-3022タンパク質抽出試薬[組織]/HEPES100mL
[説明書] [SDS]
12,500円
CL-3010 タンパク質抽出試薬[大腸菌]/リン酸バッファー100mL
[説明書] [SDS]
18,250円
CL-3011 タンパク質抽出試薬[大腸菌]/Tris
100mL
[説明書] [SDS]
18,250円
CL-3012 タンパク質抽出試薬[大腸菌]/HEPES100mL
[説明書] [SDS]
18,250円

関連情報

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