商品説明
Avalanche®はEZ biosystemsの登録商標です。
次世代トランスフェクション試薬です。DNAとsiRNAの両方に使用でき、初代細胞やその他のトランスフェクションが困難な細胞にも使用できます。核酸と本試薬を混合し、培地に加えるだけの簡便操作で、多検体処理に最適です。高効率、低毒性のため、使用する試薬、核酸量を節約できます。接着細胞、浮遊細胞の両方に使用でき、血清培地でも無血清培地でも使用できます。動物由来成分は含まれておりません。
使用実績のある細胞株
293F、293H、293T、BE(2)C、BJAB、CHO-K1、CHO-S、COS-1、COS7-L、HEK293、
HT-22、HT-29、HT-1080、IMR90、MDCK、MRC-5、NIH 3T3、PC12、RPE1、SK-BR3、
Hela Cells、HepG2、Primary Human Fibroblasts、Vero
試薬選択ガイド
製品名 | アプリケーション | サンプル | 困難な細胞への トランスフェクション | |
---|---|---|---|---|
Omni | 広範な細胞株に使用可能 | DNA siRNA Co-Transfection | ◯ | |
Cell specific | Primary Cell | 初代細胞用 細胞ごとに33種類の試薬 | ◯ | |
Cell Line | 株細胞用 細胞ごとに147種類の試薬 | ◯ | ||
PRO | タンパク質発現用 | – | ||
in vivo | in vivo用 | DNA,shRNA,siRNA オリゴヌクレオチド Co-transfection | – |
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特長
- 高い導入効率、低い細胞毒性のトランスフェクション試薬
- 独自の脂質-ポリマー比で高効率・低毒性
- DNA、siRNA、co-transfectionに使用可能
- 初代細胞やその他のトランスフェクションが困難な細胞に使用可能
テクニカルノート
他社トランスフェクション試薬との比較
各トランスフェクション試薬を用いて、eGFP発現ベクターをNIH3T3細胞へトランスフェクションしました。FACSにより評価した結果、Avalanche®-Omni Transfection Reagentは他社トランスフェクション試薬に比べ、高効率、高生存率でトランスフェクションできることが確認できました。
A:GFP発現細胞画像
B:FACSデータ
C:遺伝子導入効率、細胞死率と平均蛍光強度
siRNAのトランスフェクション
Avalanche®-Omni Transfection Reagentを用いて、ヒトROCK1遺伝子のsiRNA(10nM)をHeLa細胞へトランスフェクションしました。
ROCK1 mRNA量はqPCRを用いて測定し、18S rRNAシグナルを基準として算出しました。その結果、ROCK1遺伝子を90%以上ノックダウンできました。(A)
また、アクチンストレスファイバーをFITCでラベルしたファロイジンで染色したところ、siRNA未導入の細胞(図B左)に比べROCK1 siRNAを導入した細胞(図B右)はストレスファイバーパターンが破壊されていることが確認できました。
A:ROCK1 mRNA量の比較
B左:siRNA未導入の細胞
B右:siRNA導入細胞