タンパク質のX線結晶構造解析

独自のスクリーニング試薬で結晶化のヒット率を向上させます。

サービス概要

本サービスでは、タンパク質のX線結晶構造解析において、発現系構築からデータ処理・解析までを一貫して対応を致します。
これまでの経験や蓄積したノウハウを生かして、各ステップにおいて対象サンプルおよび研究目的に応じた提案・対応を致します。
本サービスは、タンパク質の結晶構造解析において、豊富な経験と実績を持つプロテインウェーブ株式会社との業務提携により提供します。

本サービスの特徴

発現系構築からデータ処理・解析まで一貫した対応が可能です。

こんな人にオススメ

タンパク質の立体構造解析を希望される方

実験の流れ

【実施例】共結晶化(複合体の結晶化)

Co-Crystallization法:タンパク質溶液に化合物(粉末あるいはDMSOで溶解した溶液)を過剰量添加し、共結晶化を行います。

Soaking法:タンパク質の単結晶を、『沈殿剤溶液(結晶が得られた溶液組成)+化合物』の溶液に浸し複合体を形成させます。

【実施例】約100残基のアミノ酸の結晶化

価格と納期

実施内容納期概算費用(税別)
1. 発現ベクターの構築・大量発現
・大腸菌での発現ベクター構築と大量発現約2ヶ月280,000円〜560,000円
2. 精製
・Ni2+、GST-fusion等のアフイニテイカラムクロマト、イオン交換カラムクロマト等による精製
・動的光散乱法(DLS)による精製後蛋白質の凝集状態の評価
約1ヶ月430,000円〜560,000円
3. 結晶化、共結晶化
・スクリーニング:1,000条件(20℃と4℃で各500条件)
・結晶化条件の最適化
約1ヶ月560,000円〜860,000円
・共結晶化:SoakingまたはCo-crystallization法(3種類の化合物までは同一料金、Apo体の結晶化条件は既知)約0.5ヶ月280,000円〜430,000円
4. X線回折データの収集とデータ処理
・抗凍結条件の決定:クライオストリームによる凍結の確認
・放射光を利用したX線回折データの収集(あいちSR、Spring-8、SLS等を利用)
・データ処理
約1ヶ月860,000円〜1,720,000円
5. 立体構造解析
・分子置換法による構造解析
・構造のモデリングと精密化
1〜2ヶ月1,430,000円〜2,150,000円
・化合物と蛋白質複合体の立体構造解析(Apo体の構造は解析済みの場合)1〜2ヶ月430,000円〜720,000円

 

参考資料